熊小屋

どこかにいく

世界の車窓から、今日は欧州をじゃなかった奥州を抜けて東京まで行きます

新幹線はえーのな!あの加速感というか、スタートからある程度のスピードに乗るまでのスムースさが逆にすげーなと思わされるのが、まあ新幹線というものに乗ったのもかれこれ10年以上経つので、それに『はやて』がアタシのこれまでの新幹線体験にないせいかもしれないけど。

でさぁ!その前におさらいさせていただきますけど!なんで今回こんなことに、北海道から東京まで陸路で行くなんてことになったのか説明させていただきますよ。

ことの起こりは10月10日から12日までの連休に航空会社各社が出した割引運賃設定で、これが10日の午後の遅い便からしか特別割引が設定されてない。つまり、連休の頭の早い時間は皆が乗りたがるだろうからそこを安くすると旨味がねぇだろうってビジネス上の都合だかぶっちゃけそんな魂胆だと思うんですよ。

んな客なめた商売してんだから潰れかかるのも当然だJ△L!んでそれに乗っかる穴!てめーらなんで揃いも揃って同じ時間帯の便から割引始めてんだよ!これってアレじゃないのか公取言うところのカルテルだかカテーテルってやつじゃないのか!導尿カテーテルを突っ込まれるのが癖になってしまって…って男性の話を聞いたようなうろ覚えがあるんだけど人の業って色々あるんだなあと思いました。んなこたどうでもいいんだ。頼みのエアドゥもそもそもこの連休中は割引設定してなかったし、その割引対象の一番早い便でも東京に着くのは夕方の5時くらいだったんです。

で、ここで一つの対抗策が浮上しまして。

JR北海道が出している札幌・東京フリーきっぷってのがありまして、首都圏のフリーエリアの乗り放題5日間とそこまでの往復特急指定券を含むセットになってるのが29,500円。んで、朝7時ちょうど札幌発の特急スーパー北斗に乗ると東京に夕方5時頃着くんです。つまり、上記の飛行機を利用するのと変わらないんです。さらに計算してみると飛行機の割引で往復27,000+自宅新千歳空港間運賃2400ですでに29,400円。ここに都内交通費を加えると確実に29,500円を超えます。

これで俺の腹は決まった。

今回JRで行く。奥州どころか蝦夷の1/3くらいも縦断したり横断したりする!

はいおさらい終了。そんなわけで朝もはよから汽車(ディーゼル特急だからね)に乗り込みました。これをスタートに乗る特急は3つさら色々乗る、そのラインナップが

世界の車窓から、今日は特急スーパー北斗特急白鳥新幹線はやて湘南新宿ラインりんかい線の旅をお送りします」

そりゃ石◎謙二郎さんもCMまでに言いきれないだろ。『はやて』の前あたりでFMVのCM始まっちゃうだろ。

んで新幹線早いってとこに戻るんですが、つまり各特急に乗る時間はそれぞれほぼ3時間で差はそれほどないんですが、距離はダントツで新幹線の部分なんですよ。それがすげーなと。だから八戸からフリー区間の北限である大宮までの時間が猛烈に短く感じられた、ってことです。

さて毎回なんかしら起こる旅ですが、今回は早かったよ。出かけに見てたテレビで地元の放送局が地元の著名人を追いかけてドキュメンタリーにするってまあ情熱大陸、みたいな?万田フトシ言うところの「ちげーよパクリじゃねぇよオマージュだよぉ!」みたいな番組があるんだけどその再放送をやってて、ゲストが島S本和彦先生だった。…朝から炎転だ逆境ナイン吼えろペンだってそんな濃いネタ勘弁して下さい…余白の多い漫画ばっかだった頃のサンデーで小口見るとそこだけ黒いんですぐにS本先生の漫画だってわかったとかそんなネタはぁ…そのせいかスーパー北斗の中でお腹痛くなっちゃったじゃないか…発車をトイレの中で迎えちゃったじゃないか…この時点でこの日のテーマは『残念』に決定しました。で、この特急スーパー北斗なんですが振り子式というカーブが多い区間を走るのに適した車体でして、札幌から函館ってのが恵庭・北広島間のS字カーブと苫小牧手前のシケイン東室蘭のスプーンカーブと噴火湾130Rと大沼・七飯の交差と函館のヘアピンとがあって、まあちょっとした鈴鹿サーキットみたいなとこなんでそんな車体なんだろうなと思うけど。長万部を交差と捉えると小樽札幌間がバックストレートになるのか。なもんだからまあ揺れるんですよ。6点式とまでは言わんが2点式シートベルトくらいあった方がいいんじゃないかといつも思う。

次の特急白鳥に接続するのは五稜郭駅なのでそこで降りて、30分くらい待ったのか、なんだけどこの駅がまあ何も無い。あの有名な五稜郭の最寄り駅はどちらかっていうと市電五稜郭電停なのでそれ目的でこっちを利用する人は殆どいないんですよ。切符はフリー区間までは途中下車できないし改札のこっち側に待ち合いスペースも無いのでひたすらホームで待つしか無い。暖かい時期で良かった。まあ貨物列車の牽引車付け替えとか見られたからいいか。で、貨物車の連結部分のスペースに飛び乗り無賃乗車するってジャッキーチェン的な話ですがアレ五稜郭駅では無理みたいよ。なんでかっていうとちゃんと駅の人が見てるから。低速でホーム離れる列車の横で旗持ってしっかり見張ってるからまず無理だってことを記録しておく。

特急白鳥に乗り津軽海峡線へと入ると、青函トンネルの手前で今から通るぞとアナウンスがあった。ここ通るのはえーと7年ぶりか?その頃はまだ白鳥じゃなくて『はつかり』だったんじゃなかろうか。そう考えると陸路も随分早くなったもんですよ。で、そんな中トンネル内でちょうど昼になったんで弁当広げてました。いや思ったより白鳥車内販売は充実してたんだけどこの辺は節約もできるし用心をと思いまして、いつか土産でもらった地元の某寿司屋の太巻き入ってた箱におにぎりとおかずを詰めて包装紙もそれらしく巻いて偽装してみました。いや楽しいよ駅弁偽装。いかにもなパッケージなんだけど中身になぜかシャウエッセンが入ってるとか通路挟んでこっち見てた人に疑念を起こさせられるから。

さて初乗りのはやてですが。

繰り返すがはえーのな。それでまた新幹線って基本真直ぐなとこ走るでしょ。その加速というかぐんぐん進むのがまあすごい。前述のスーパー北斗のギュインギュイン進行からすると走りに迷いがないもん。でその迷いの無い走りの中なにしてたかって言うと、車内販売の中にBASARAネタを探してた。さらに仙台付近で車窓の外にネタを探していた。したら欠片もなかったね。やっぱり車中アナウンスに中の人起用を会津鉄道に先こされたんでJRも意固地になってんのかしら。

しかし楽天ネタすら無いって仙台、なんで?いや仙台駅の外側にはなんかあるのかもしれないけど新幹線駅ホームとかエスカレーター登り口に仙台七夕の飾りはあっても他にネタなにもないってのは。JR北海道なんかCMに日ハムの選手起用してるくらいだからさなんだろこの温度差。

そんな疑問を浮かべている間に大宮着。ここからフリー区間になります。なんだけどそのフリーってのはこっちの話でまさか東武鉄道特急スペーシアがJR大宮駅にいるってそんなフリーの方向なのぉー!?いつからそんなことになってんだオイ!てかどっからどうやって東武伊勢崎線からJRに入ってんだよ。

フリーといやぁそのスペーシア見てたホームで待ってた湘南新宿ラインってのも相当フリーな電車で、そんな路線あったのかって思ったら路線じゃなくて電車の名前で、どっからどこまでかって調べたら、高崎とか宇都宮とか籠原とかから出るってまた出所もはっきりしない。そこからなんかして新宿まで出てなんかして平塚の方まで行くって実にフリーなアレでして。

なんでこの日乗る電車の中でこれに乗るのが一番緊張したのよ。どこになにがあるのかわからないというかどこに連れてかれるのかって不安と言うか。なんで車内でも緊張が続いてて、しかしその甲斐あって、赤羽過ぎてから上中里駅を通過した辺りで暗くなったのを逃さなかった。間違いなくあそこでワープしてる。だってその後いつの間にか駒込通過してたからね。そこからは山手線を新宿方面へと進み、最後の乗り換え点、大崎到着。

ここから乗るのが、りんかい線。JRの車体なのにJRじゃないってまたわけのわからん電車ですよ。なぜかここからお台場とか抜けていつの間にか新木場へと行く浮ついてるんだか渋いんだかわからん電車ですよ。その沿線、品川シーサイド駅に宿泊先は直結してまして、いやここまでの移動で削ぎ落とされた体力からしたら有り難い。そして切符のフリー区間りんかい線も含まれているので改札機に通すと、大宮を過ぎてからフリー区間初の降車だったのでここで行きの乗車券は回収されます。後は5日間有効の首都圏フリー圏内から札幌までの乗車券という、事実上の999パスです。これで埼玉と千葉と神奈川の東京近郊部分も含まれる都内を移動できます。

しかしホテルが便利な立地で助かった。同敷地にジャスコもあったしな。いっそ処分する服着てきてジャスコで着替え調達しても良かったかもしれん。もう飲みに行く気分にもなれなかったんでジャスコでビールを買ったんだけど、ジャスコって酒売り場がマニアックなとこがなんでこんなに多いんだ?こちらのジャスコシェリーの品揃えが妙に豊富で、スーパーにアモンティリャードだオロロソだって置いてあったけど、どうなの、これ。ちなみにうちの近所のジャスコは白ワインの品揃えがマニアックで、ニュージーランド産のリースリングとかがある。誰が買うんだってそれアタシだけど。

さてホテルですが5周年企画で一泊5,000円のプランで泊まったんですが、一番安いシングルのはずがホテルの厚意でグレードの高いシングルに変更してもらいました。ダブルブッキングでもあったのかしらん。んで荷物置いて早々に向かった先が、なぜか羽田空港。いやさ、アタシの使ってる垢擦りが京都のよーじやのヤツで母ちゃんがそれ欲しいから買って来いって言うからさ…よーじやの支店が羽田空港第一ビルにあるんですよ。でもアタシは京都三条の店で買ったからあるかどうかわからんよって言ったんだけどとりあえず見には行ったさ。案の定無いんだよ。今思えば電話して聞いてみりゃ良かったのか。まあ東京モノレールもフリー圏内に含まれてたからいいんだけど。

ぐったりして帰ってきて、ありがたかったのがさあ、部屋にマッサージ椅子ついてるのよ。リビングに置けるようなライトなヤツではあるんだけど、背筋伸ばすとかには充分で、結構広めのバスタブに湯張ってゆっくりつかって風呂上がりにぐいーんって背筋伸ばしながら一口ビール飲んでました。200ml缶だったから本当に一口だったんだ。

で、そのあとはおうちから持ってきたワンカップを飲んだ。おやつだから、チョコと同じおやつだから。部屋はオーシャンビューではあるんだけどむしろ手前のガントリークレーンがならんでる工場夜景的な眺めにぐっときた。新幹線車輛基地とか羽田空港の滑走導入帯とかも見えて硬派な夜景でした。一応お台場とかも見えるんだけどどっちかっつーとこっちだな。

翌日、朝5時頃トイレに起きて、窓の外を見たら朝焼けが美しくて写真撮りました。そしたらそれが結構きれいに撮れてた。朝焼けの中のキリン群。

二度寝して、シャワー浴びて目ぇ覚まして行動開始。さて今回の行動において交通の要は大崎駅。ここでりんかい線から山手線なりワーブ電車に乗る。もう湘南云々が覚えられないからワープ電車でいいだろ。で結局そのワープ電車とりんかい線東京モノレールと山手線と総武線に乗ったのか。戻りで中央線使ってみてもよかったか。

それで、来る時の大宮でも思ったんだがJR東日本は駅中をデパ地下に改造する気ですか?夜待ち合わせた東京駅の構内もエラい事になっててさ。Sさんと無事合流できた銀の鈴(新しい方)の前もなんか行列できててその先の店で買えるのがかりんとうって、駅で並んで買うのなんて弁当くらいだろと思ってたら時代変わってたのか。飲食店も多いしもう駅出る必要ないんじゃないかとも一瞬思ったが、でも人が溢れててこれじゃなぁと、とりあえず外に出た。その間今回のJR利用顛末をSさんに語ったり、JRの緑の窓口に座ってるベテランさんにとっては鉄道サスペンスなんかちゃんちゃらおかしいんじゃないのかとか語ってた。試しに2時間ドラマの鉄道ものを見せて何分でトリックに気づくかとかどっかで調べてくれないかしら。

なにやら新しいでかいビルの中に入り、滅多に行かない感じの鶏料理店に入ってみたりしました。入店までちょっと待たされたのでその間東京オリンピック招致ポシャったけどそりゃぁ選考委員会のオッサン達にしてみりゃボーンキュッボーンのサンバガールズがどんちゃかしてるリオの方が魅力的に決まってんだろとか話してた。

いざお食事始まって、レバーが絶品で驚いた。普通のレバーでアレだけ美味いってことは限定品の白レバーはどれだけ美味いんだって話ですが。後はえーと、ネックに皮にササミとか。でも一番感動したのは生キャベツにタレつけて食べるのでそのタレが絶品でね。甘さの無いゴマだれと辛味だれでどっちも美味かったけど特にゴマ絶品。このキャベツ注文する時に店のお兄さんに量多いからハーフサイズをお勧めしますよって言われたんだけど、すぐに食べきっちゃってこれならレギュラー頼んでも良かったかもねえとSさんと話してたら、隣の席にレギュラー来てその量にやはりハーフで良かったのかと思った。てかあれがレギュラーなら私らのハーフじゃなくてクオーターじゃないのか。品書きに串の値段が書いてないってのが怖かったけど、お会計したら割に普通の値段でした。いや話も尽きず楽しかった。んが肝心のイクタラ話をしそこなってたのに帰り際の東京駅の中で気づいてアブねーって、しかし前回の新橋編に続いてなんでかこのタイミングで燃料投下されるって業界の姐さんの神通力が怖くていや有り難くてしょうがないぜ。

最終日、朝のりんかい線で徹夜飲みあけらしい兄ちゃんと姉ちゃん達がいて酒臭かった。新木場方面からだからそれこそお台場とかで夜明かしたんだろうか。そんなに夜通し飲めるとことかあんのか?それとも外飲みかねぇ。

大崎駅にてワープ電車を待つ。んで同じホームに埼京線もいたんだけど、なんかどっかの駅で線路の敷地内に人が入り込んだんで少し遅れてるって表示がでてた。なんで大宮まで行くには埼京線も使えそうだったんだけど、結局当初の予定通りワープ電車に乗りました。

さて大宮駅にて駅弁と土産を調達すべくうろうろしたんですが、まあ乗り換え時間20分なんてあってなきがごとしですよ。こっから各特急への乗り換えは10分程度だったんだけど荷物抱えた客がひしめいてるホームでの10分なんて一瞬だから。これは今後の反省材料だな。駅弁は30品目入ってるってやつを選んでみました。全体的に薄味で美味かった。それで土産だけど新幹線の改札すぐそばの土産屋台にあの地方CM特集ではおなじみの埼玉銘菓十万石饅頭が売っててさ。よっぽどこれにしようかと思ったのよ。でもマニアックに過ぎるかと思って舟和の芋ようかんと葛餅にしちゃったよ。しかし十万石饅頭にケーキとかの姉妹品があるとは知りませんでした。

でさぁ、やはり車内販売に頼るのは無謀だと知ったよ。なんか仙台過ぎたら薄皮饅頭とか牛タンジャーキーとかも積んだぞってアナウンスが流れたんだけど席の近くにワゴン来たらもう無いのよ。もし車内で買うんだったらこっちからワゴン迎撃するしかないみたいなのよ。でなきゃわざと仙台あたりで新幹線乗り継ぎかましてホームに降りるかするとかだけどそれが切符の規定でOKなのかはわからんし。

そんなこんなで八戸で特急スーパー白鳥に乗ったんですが、乗り心地はスーパーのつかない白鳥と大差ないです。グリーン車がちょっとビジネス仕様だったりするみたいだけど。んでさぁ青森駅出たとこで思いっきり線路の敷地に小学生男子とそのばあちゃん見たいな人が入ってるんだけど。特急が出るって横にフツーに人がいるんだけど!朝の埼京線の遅れがどーのってのに比べたら青森どれだけフリーダムなの。そんあ青森駅ではやはりリンゴをモチーフにしてるらしいです。

で、往復ともJRそれぞれ9時間ばかり乗ってみたんですが、確かに疲れはするけど気持ちは楽ですよ。ほら飛行機だと落ちるんじゃねーって念飛ばさなきゃならないからそれが無い分。